不完全なぷんぷんのブログ

何事も中途半端で飽き性なぷんぷんの、等身大のブログ。

是非是非(*´Д`)⇒

自分には能力がないのだろうなと悟る夜とハリーポッターを夢見た少女の話。

悟る夜とハリーポッターを夢見た少女

今夜はしんみりしたい。

別に何があったわけでもないし、何か悲しいこともない。

でもこれといっていい話題もない。そんな感じ。

 

今年で30歳になる。

楽しいことを考えるのが好きで

目立つのも好きで

小さい頃から平均より全体的にはちょい上。

 

そんな感じで暮らしてきたけど

頑張っていれば何かしら報われると思っていたし

活躍できるなんて漠然と考えていた。

 

しかしながら「あぁ、もしかしたら活躍できないかもしれない」と

そっちの気分が濃厚なので、そういう文章を書こうと思うのだ。

 

この感じはあれに似てるな。と思ったので今日はその記事にしてみよう。

 

ハリーポッターの本と初めて出会ったのは小学校の時。

 

先生がなぜか毎日1時間近くかけて本を朗読してくれていた。

その時間がとてつもなく大好きで

なんなんだこの面白い本は!と思った。

 

もちろん書店で親に買ってもらって家でも読んだし

映画が公開されて家族で夜に映画館へ行ったのもすごく

鮮明に覚えている。

 

当時は9歳とか10歳とかで

確かハリーをハグリットが迎えにきて魔法学校へ連れていくのが

11歳の誕生日だった。

 

その映画を見て

もしかしたら私も魔法使いの子供で

魔法学校へ行くために迎えにきて貰えるんじゃないか。って

そんな本当にありえないんだけど

11歳の誕生日になったらもしかしたらありえるかも。みたいな感覚で待っていた覚えがある。

 

玄関のドアは引き戸だから

ちょっと違うけど、それでもあのドアを壊して迎えに来てくれるかな。なんて。

 

お恥ずかしながら、そういう感覚が

社会人になっても続いていて。

 

よく言えば楽観的だし、ドリーマーなんだけど

悪くいうと全くもって地に足がついていない。

 

だから、特殊能力も何もないくせに

なぜか、自分は社会人として活躍できるかもしれないと思っていたし

今までそんなに学校やそれ以外の場所で

大活躍した経験もないのだけれど

神頼み的な感じでなんだか行けるかもしれないなんて夢を見ていた。

 

 

10歳の少女ぷんぷんは、ハグリットが迎えにくるとしたら

今学校で勉強なんてしなくてもいいし

杖も自分にあったもの欲しいな〜。

 

これをガチで考えているんだから

サンタさんもびっくりである。笑

 

でももちろんハグリッドは来てくれなかったし

蛙チョコレートは食べられなかった。

百味ビーンズはユニバーサルスタジオで買って食べたが

美味しくなかった。

 

ハグリッドはこなかったけれど

自分には何かしらの能力があって

頑張れば透明になれたり、超能力だって使えるかもしれないと

ほぼ100%信じてはないんだけど

社会人になってもほんの0.00001%ぐらいは思ってたりする。

 

これって生まれながらの性格なのか

現実を直視できないのがそもそも問題なのか

その真相はわからないが

もう30歳。

 

そして、ようやく気づいたが

何も成し遂げずに人生を終える人の方がなんと多いことか。

 

例え会社で何か成功したとしても

それが社会に対して与える影響や、語り継がれることなんて

ほぼないし、自分が思い描いているようなヒーローになることは

間違いなくないだろう。

 

そのくせに、自分は何か成し遂げなければと、毎日焦っていた。

 

特にこの1月からは

変な気合が入っており

毎日何か成し遂げなければ意味がない!

自分の能力を開花させないと!!なんて躍起になっていたのだ。

 

そりゃあクタクタになる。

 

今日も何も成し遂げられなかった!がむしゃらに動いているはずなのに!

なんていろいろ試して毎日経っているけれど

このまま気づいたらお年寄りになって、それでも何か自分にはあるはず!と思い込んで頑張っていたらきついなーとふと30分前に思ったのだった。

 

本当何いってんだって感じのブログになってしまったが

たまにはこういうどうでもいい気持ちばかりを綴るのも面白い。

 

もしかしたら、こんなどうでもいいことを永遠と考えることは

得意なのかもしれないし、好きなことなのかもしれない。

 

明日も続けるかもしれないし、やめるかもしれない。

 

せっかく生まれてきたんだから

何か成し遂げないともったいない。

なんて思っているせいで形のない何かを追い求めて

日常をだいぶ蔑ろにした3ヶ月だったのかもしれない。

 

目の前にある、子供たちとの毎日や

知人と話す時間。

そういうものだってかけがえのないもののはずなのに

何か会社で昇格しなきゃ、意味がない。とか

仕事でも大それたことを達成しなきゃもったいない。

 

みたいな変な思考に歪んでいた。

 

今ようやくスッとその変な焦りが取れて

とりあえずできることをしよう。

でも何より大切なのは楽しむこと。それを忘れるくらいなら

ない能力を追い求めるだけ無駄だぞ!

と心が休息モードに入ったのだった。

 

瞬間移動できたらどうしよう

もし明日起きたらめちゃめちゃ美人になっていたらどうしよう

なんていっぱい想像しながら

今日は春の夜長を楽しんでみようと思います。笑

 

明日にはケロッと

このセンチメンタルな気持ちが落ち着いて

せっかちに動いてしまうはずだから。